しらないことばことは
こんにちは、ことばです( *´艸`)

今日のテーマは「人は鏡っていうけれど
どういうこと?」
という内容です。

あなたは、「最初は何とも
思っていなかったのに、気づいたら
好きになっていた」

「買う予定なんてなかったのに
店員さんに進められて、つい買ってしまった」


みたいな経験って、ありますか?

これって「自分って意思が弱いな~」とか
「気が多いな・・」とか、思いがちです。

ですが実は、相手が「心理的なテクニック」
駆使した結果、だったりするかも
知れませんよ・・(;^ω^)

今回は、誰にでも分かるように、人の心理を
応用した「ビジネスの技」を、お話します。

よろしくお願い致します。

「返報性の原理」とは


「好き」と言われたら「好き」になる。

「褒められた」「褒め返し」たくなる。

これらは、特別なことではなく
自分で意識していなくても起こる
逆らいがたい「こころの動き」です。

この「こころの動き」に、
賢い方は、名称を付け、定義づけしています。


「返報性(へんぽうせい)の原理」といいます。

これは「相手に何らかの対応をしてもらった時
そのお返しをしなくては、相手に対して
申し訳ないというような気持ちになる
心理作用」
を表しています。

人は普段、特に意識せずに言語で
好意や悪意を伝え合っています。

返報性の原理を「意識して」実践しているのが
「商品を売ること」を仕事にされている方ですね。

それと詐欺師・・。

返報性は、いくつかの種類に分かれます。

・好意の返報性

・悪意の返報性

・譲歩の返報性

・自己開示の返報性


どれも本質は一緒です
「譲歩の返報性」というのは「譲り合い」
関西でいうところの「遠慮のかたまり」
でしょうか(;^ω^)笑

「自己開示の返報性」というのは
「相手にプライベートな情報を開示されると
自分も、同質の情報を開示したくなる」
という
心理傾向です。

相手と仲良くなるためのテクニックの一つ
みたいなものですね。


この「人の心理傾向」を知っておくと
「仲良くなりたい相手」には
「自分から好意を伝えること」
有効であることが分かりますし、

「自分から情報を開示する」ことで
「相手の情報を知る」確率も
高くなるということですね。

返報性の原理の欠点

では「返報性の原理」が効果のない
状況とは、どういう時でしょうか?

①相手が「返報性の原理」を知っている

➁自分の「打算」が垣間見える人

③相手の自己愛が強い人

④相手の自己肯定感が低い人



①は・・簡単に言うなら
「メンタリストのDaiGoさんには通じない」
ということです(;^ω^)笑

「返報性の原理?ああ、あれは
先月、〇〇大学の2万人を対象にした研究結果で
根拠がない事が、科学的に証明されたよ」

みたいに言われそうです(妄想です、すみません)

➁「人」は「言葉」よりも
「その人の態度」「権威性」「印象」
重視する傾向があります。

返報性の原理を利用して、何らかの
利益を得ようと考えても、

「態度」に表れたり、「印象」の段階で相手に
マイナスなイメージを与えていると、
良い効果が得られません。

③と④は、心理傾向は真逆でありながら
抱える本質は似ています。

どちらの心理傾向の方も
「相手の話を聞けていない」方が多いです。


例えば、自己愛の強い方に
「あなたが好きです」と伝えると

「あ、そう?まあ当然だけど。
今更好きとか言われても、困る的な面も
あるっちゃあるけどー」


のような、心の動きになります。
(一例ですよ)

対して自己評価の低い方に
「あなたが好きです」と伝えると

「いやいやいや、自分みたいなカスに
好きとか、ないわ。罰ゲーム?罰ゲームなの?」


のような、心の動きになります。
(一例ですよ)

どちらの方も「自分の心の動き」
流されて「相手が伝えた好意」
「正当に評価」出来ていません。

こういう方には「返報性の原理」の効果は
薄いと考えられています。

「返報性と一貫性」のテクニック

相手や状況にも左右されますが
ビジネスにも「返報性の原理」
応用されています。

例えば、SNSで「フォロワー」「いいね」
増やしたい時は、どう行動すれば良いと
思われますか?

「自分からフォローしたり、いいねを押す」
・・とっても簡単ですね(;^ω^)

ですが、相手をフォローしたり、いいねを
押したからといって、相手から
リターンが得られない事が「当たり前」です。

「フォローしてあげたのに、なんで
フォローバックしてくれないんですか」

みたいな態度は
ただ自分の価値を自分で下げるだけの行為です。

本来SNSのフォローやいいねは、
自分が興味のある人、良いと思った内容に対して
のみ、行うのが健全です。

ですが例えば
「ビジネス目的でフォロワーを増やす必要」がある時は

「自分の考えを曲げてでも、フォロワーを増やす行動を
取らないといけない」
状況が生まれます。

「自身の行動、発言、態度、信念に対して
一貫したものとしたい
」という心理傾向を

「一貫性の原理」
と呼称します。

この、「一貫性の原理」を応用したテクニックを
「フット・イン・ザ・ドア」と言います。
(スタンドみたい・・)

簡単に言うと
「ハードルの低い要求から始めて、徐々に段階を上げていき
本題を伝える」
というテクニックです。

「最初の小さな要求を受け入れたから、その一貫性を
保ちたい」
という、人の心理を応用した
ビジネステクニックです。

「ドア・イン・ザ・フェイス」という
テクニックもあります。

こちらは「返報性の原理」を応用したもので
「最初の要求で無理難題を提示してから、本題を伝える」
というものです。
「最初の要求を断ってしまった、心理的な後ろめたさ」
利用するわけですね。

ま と め

今回は「返報性の原理」のビジネス的な
応用方法などを、簡単に紹介させて頂きました。

「返報性の原理」とは
「相手にしてもらったことを、返したくなる
心理作用」
です。

人の心理作用は、個人差はありますが
「こうすれば、こうなる」みたいな
大まかな流れは決まっています。

その辺を、ビジネスに詳しい方は
学習していまして、あの手この手で
ぼくらに「モノ」を買わせようと
してきます(;^ω^)

ですので、要らないものを
衝動買いしないよう、
一緒に勉強していけたらいいですね(*´v`*)

これからも、ビジネス心理学や用語、
マーケティングなどにスポットを当てた
ブログを書いていきます。

心理学とビジネスって、共通項が
たくさんあるな
と、だんだん気づいてきた
ことばでした( *´艸`)


読んでくださって、ありがとうございましたっ

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